【書評】『ソバニイルヨ』(喜多川泰 著)から見る、自分らしく生きるとは

自分らしく生きるって難しいよね、ってことを感じているあなたにぴったりの本です。

また、子どもに自分らしく育ってほしいと思っているけど、どうやってメッセージを伝えればいいんだろう、なんて悩んでいませんか?

今回ご紹介する『ソバニイルヨ』は、2017年から続々重版されているロングセラー本です。

この本は小説でありながら、学びが得られ、自分の生き方について考えさせられる一冊となっています。

物語になっているので、大人でも子どもでもスーッと読みやすい内容になっています。

それではさっそく書評していきたいと思います!

『ソバニイルヨ』のさわり

勉強が嫌いで、周囲の目ばかりを気にして日々過ごしている隼人。

さらに、些細な出来事がきっかけで、仲の良かった友達との関係がもつれ、孤立することになってしまった。

ある日自分の部屋に帰るとそこには見慣れる大きな物体が。

それは長期間不在になる父親が残していったロボット・ユージだった。

ロボットのユージとの生活を通じて隼人が得たものとは。

『ソバニイルヨ』を読んでみて印象に残ったメッセージ

『ソバニイルヨ』はストーリーの中に学びがたくさんあるのですが、特に印象に残った点です。

  • 人のセイにしない。自分の責任だって思うこと
  • 必要最低限を超えてみる
  • 自分らしく生きる

具体的に見てみましょう。

人のセイにしない。自分の責任だって思うこと

不幸を人のセイにせず、自分の責任だと思うことで、自分の成長につながるということ。

自分に起きる不幸を誰かや何かのセイにする場合は、

マイナスの感情が増えるばかりで、どんどんと不幸になっていく(不幸から抜け出せない)

ではどうするかというと、

  1. 不幸から抜け出すためには、起きた不幸は自分の責任だと思うところから練習する
  2. 自分の今よりも強くなれた未来を想像する →この不幸のおかげで自分は気づいて成長できたと考える

実際に自分の身に起こった不幸を前向きにとらえるってことですね。

必要最低限を超えてみる

やらなくてはいけないことを、必要最低限なことだけやるのではなく、それ以上にやってみる。

時間は有限。物事を嫌々やるのは時間の無駄。

プラスしてやったところから将来への投資となり、楽しくなる。

学校でも仕事でも、命令されたことをやるより、自発的にやると楽しくなるってことはありますよね。

自分らしく生きるとは

自分らしく生きるとは、周りに流されず、自分にとって大切なものを大切にできる人。

自分が楽しいって思えるものに自信を持つ。

自分が好きでも周りの目がきになって、できないことってたくさんありますよね。

周りの目が気にならないほと大切にできるものを見つけたいですね。

まとめ

今回は『ソバニイルヨ』について書評しました。

この本が素晴らしいのは小説でありながら、学びが得られる一冊になっています。

今回は学びの部分をピックアップしましたが、物語としても十分楽しめます。

読んだ後は、感動してウルっとなりました。

また、自分のことを見つめなおし、新しいことを何かやってみようという気持ちになりました。

この記事を書いた人

よぴぞう

子育て、節約を楽しんでいます。富山を愛しています。富山育ち→千葉の学校→バックパックでケチケチ海外旅行→富山にUターン就職→アメリカ駐在→再び富山にUターン→結婚→子供誕生。「おもしろきこともなき世を面白く」の精神で、子育てや節約や富山の情報を発信していきます。