一眼レフSONY α7Cは素晴らしいカメラです。
どのレンズを選ぼうか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
私はSONY α7Cの本体に合わせて、単焦点レンズ(FE 85mm F1.8)を選びました。
使ってみての感想ですが、非常に気に入っています。
今回は、私がなぜSONY α7Cに単焦点レンズ(FE 85mm F1.8)を選んだかについてご紹介したいと思います。
この記事は、SONY α7C本体に、どのレンズを選ぼうか検討している人向けです。
なぜSony単焦点レンズ(FE 85mm F1.8)を選んだか?
結論として、人物のポートレート撮影を重視したからです。
私のメインの撮影対象は、子どもです。
ですので、人物撮影に特化したポートレート用の焦点距離85mmレンズを選びました。
用語の解説ですが、
FE 85mmは、フルサイズ用Eマウント、焦点距離(チップからイメージセンサーまで)が85mmです。値によって画角が変わります。値が小さいと広く撮影できます。値が大きいと遠くのものを拡大して撮影できます。ズームレンズだと焦点距離を変えることができ、FE 24-70mmというように数値に幅があります。
F1.8は、F値と呼ばれるカメラの明るさの性能です。値によって明るさが変わります。値が小さいほうが明るくなります。
では、Sony単焦点レンズ(FE 85mm F1.8)を選んだ経緯を述べていきます。
なぜズームレンズではなく、単焦点レンズを選んだのか?
ズームレンズ | 単焦点レンズ | |
手軽さ | ○ | × |
画質 | × | ○ |
ズームレンズは、焦点距離を変えることで、その場にいながら様々な大きさの画角で撮影することができます。ズームレンズ1本で撮影条件を変えて手軽に撮像できます。
単焦点レンズは焦点距離が固定なので、撮りたい画角になるように自分で前後に動く必要があります。いい写真を撮るためには撮影者の腕が必要です。
例えば、後ろに壁があって、被写体をひいて撮りたいときは、ズームレンズなら撮影できますが、単焦点レンズだとそれ以上後ろに下がれないため、そのレンズで撮像するのを諦めるしかない、という場合があります。
しかしながら画質に関しては、一般的に単焦点レンズがよいです。単焦点レンズは、明るくシャープに撮像できます。
単焦点レンズは、撮るのが大変だけど、きれいに撮れるという玄人好みのレンズになります。
初めて一眼レフを使うならば、色々な撮影に対応できるズームレンズがよいと思います。
しかし今回私は、玄人好みのレンズにチャレンジしてみたく、単焦点レンズを選びました。
なぜFE35mmや50mmではなく、85mmを選んだのか?
レンズはこのように分類されます。
広角レンズ | 標準レンズ | 中望遠レンズ | |
FE(焦点距離) | 10~35mm | 50mm前後 | 70mm~ |
ボケ間 | 小 | 中 | 大 |
被写体との距離 | 少し近い | 普通 | 少し遠い |
焦点距離85mmは中望遠レンズに分類されます。
一般的に、初めての単焦点レンズは50mmがおすすめと言われています。これはバランスが良いからです。一眼レフの醍醐味であるボケ感がでますし、被写体との距離が会話できるぐらいで、ちょうどいいです。自分の足で広角や望遠の写真もとることができます。
50mmの良さは分かっていましたが、私は85mmを選びました。
85mmを選んだ理由はポートレート用ということを述べましたが、レンズの性能としてはこのようになります。
- ボケ感がよい
- 被写体と少し距離がある
- 被写体が画角のどこにいても大丈夫
ボケ感がよい
焦点距離85mmのレンズは、被写体に焦点をあてて、周りをぼかすことができます。
周辺がいい感じでぼけるので、被写体に立体感がでて、まるで浮き出てきているように見えます。
例えば周りがごちゃごちゃしたところでも、被写体だけ切り出したようにクリアにとることができます。
被写体と少し距離がある
意見が分かれるところですが、被写体との距離が少しできます。
私は子どもが遊んでいるところを邪魔せずに遠巻きにに撮影したかったので、少し距離があるほうがかえってよいと考えました。
被写体が画角のどこにいても大丈夫
広角レンズで撮影する場合、被写体が画角の隅にいると少し伸びたようになります。
これはパース(遠近法)の影響です。これを利用して手足を長く見せるという方法もあります。
私が撮影するのは子どもですので、画角のどこにいてもよい85mmがよいと考えました。
FE 85mmのデメリットは?
- 風景の撮影には向かない
- カメラワークの工夫がしづらい
- 被写体と少し距離がある
- 50mmと比べて価格が高い
風景の撮影には向かない
35mmのような広角レンズを使って撮影すると、目でみる視野より広く撮像できるので、風景を撮影すると壮大な写真になります。一方で、85mmで撮影すると、目でみる視野より狭い写真になるので少し寂しい写真になります。
カメラワークの工夫がしづらい
広角レンズや標準レンズだと、被写体までの距離が近いためカメラアングルを色々と工夫できますが、85mmですと被写体までの距離があるので、アングルの工夫があまりできないです。
被写体と少し距離がある
前述しましたが、被写体との距離があるので、コミュニケーションをとりながら撮影しづらいです。
50mmと比べて価格が高い
価格は一般的に標準レンズである50mmのほうが安いです。
なぜF1.4ではなく、F1.8を選んだか?
F値はレンズの明るさです。F1.4のレンズは、F1.8の2倍以上の価格でした。
コストパフォーマンスを考えてF1.8を選びました。
SONY α7Cに単焦点レンズ(FE 85mm F1.8)で撮った写真


背景のボケ感がうまくでていて、人物が際立って強調されているように見えませんか?
まとめ
今回は、私がなぜSONY α7Cに単焦点レンズ(FE 85mm F1.8)を選んだかについてご紹介しました。
私は、子どもの撮影レンズとして選びました。
非常に気に入っています。しばらくはこちらで撮影を楽しんでみたいと思います。
レンズを交換することで、撮影できる写真が大きく変わります。色々なレンズを試して楽しみましょう。
もし本体を持っているならば、レンズをレンタルして試してみるのもよいと思います。